佐坊八反の滝 >> 落差88m 2012/05/21

佐坊八反の滝・・・兵庫県下トップクラスの難易度の滝と云う事で今日まで訪問には躊躇していました。
ところが極最近訪問された「はるちゃん」さんから詳しい情報を頂けので意を決して訪問してみました。
「はるちゃん」さん、情報有り難う御座いました。

いざ訪問してみると意外や意外、車から降りると目の前に八反の滝が・・・駐車スペース横の廃田からの撮影です。
撮影中にスズメ蜂が回りを飛んでいました、近くに巣がありそうですから注意して下さい。


ググッと寄ってどアップで。
これで良ければ八反の滝何するものぞ・・・です。
 
滝手前のゴルジュ・・・いまだ雪渓です。
この雪渓を越す準備はしていたのですが崩落寸前で
今回の下段の滝へのアタックはここで撤退です。
ゴルジュ手前から左岸を立木に掴まりながら四足歩行で攀じ登ること40分、やっと目にした上段の滝です。
しかし撮影ポイントが殆んどなく安全ベルトとロープで安全確保しながら絶壁に迫出した木にまたがっての撮影です。
上段の滝上部。
新緑が綺麗ではありますが・・・ちょっと邪魔。
上段の滝下部。
絶壁に迫出した撮影ポイントから足元を見ると・・・
まるで奈落の底を覗いている様です。
二ヶ所目の撮影ポイントから・・・
絶壁の立木に倒木が引っ掛かりちょっとしたテラスの様になっていました。
色々探してみましたが上段の滝を正面から見られるのはこの二ヶ所のみでした。
木々の隙間をぬって滝口を撮ってみたが・・・
実際には滝の迫力は十分に感じられるのですが絵になるとイマイチかな?
正面の撮影ポイントから更に斜面を上ること30分、滝右の崩落部上から見る八反の滝です。
見上げて、正対して、見下ろして…と色々な角度から楽しめた今回の訪滝です。
滝横から見る滝上部・・・新緑が本当に綺麗。
滝下部・・・滝壷はある様な無い様な?
角度を変えてゴルジュに流れ落ちて行きます。
左岸滝上から見下ろすとこんな感じ。
右岸滝上から見下ろすと・・・
滝口で撮影中の同行者の勇姿・・・怖〜い!
直ぐ上流の二段の滑滝・・・滝幅があり中々綺麗。

廃田横の川にはまだこんなに残雪が…
中は冷蔵庫の様にひんやりとしていて気持ち良かった。
ゴルジュの残雪同様、無くなるにはまだ時間が懸かりそうです。

2012/05/21/07/32/10
佐坊八反の滝滝前から見る日食です。
2013/05/27
八反滝・・・雪渓が消えるのを待って今回は前回見る事の出来なかった滝下部にアタックしてみました。
途中羊歯が生い茂り川に辿り着くのにちょっと苦労しましたがまぁ二度目ですから・・・
下段の滝は上段の滝とは趣の違うゴルジュに架かる三段?の滝でした。
ゴルジュ奥の様子・・・滝前からでは良く見えない。
 
ゴルジュ奥に見えるのは上段の滝の下部です。
上段の滝下部から方向を変えゴルジュへ流れ落ちてきます。
水量の割には凄い水音・・・両サイドの絶壁のせいかな?
右岸絶壁には鎖やらロープが架かっていたので沢登をされる方はここを上がっていくのですね、凄い!
滝前から谷を見下ろしてみるとこんな感じ。
2015/06/15
三度目の訪問となる八反の滝、今回は上段の滝へのルート探索が目的でしたが雪渓に阻まれ敢え無く撤退です。
そのまま帰るのも悔しいので水量少な目を良い事にゴルジュ最深部まで入ってみました・・・と言ってもこの程度ですが。
このゴルジュを越す方法はないものかと周辺の様子を伺ってみましたが・・・
岩壁にぶら下がっているぼろぼろのロープや鎖が恨めしかったです。
前回はここまでしか入れなかったが今回は更に奥へ入る事が出来ました。
狭い狭いゴルジュ・・・撮影には一苦労です。
ゴルジュ入口の様子。
狭いゴルジュの合間から垣間見える上段の滝の最下部・・・何時の日かここに立ってみたいものです。
昨年新たに作られた?展望テラスからの遠望です。
上段部の滝のほぼ全容を見る事が出来ます。
このテラスが出来た事によって八反の滝は超お手軽滝に様変わりです。
 
八反の滝への林道分岐点から更に林道を80m程進んだ所の展望テラス。
正面に滝が見えるので直ぐに分かります。
車二台分程の駐車スペースがあります。
2015/07/14
上段の滝を滝下から見上げる・・・今年に入って一ヶ月振り、二度目の挑戦です。
前回、雪渓に阻まれた探索予定ルート、雪渓は消えていたが変わりに茂る雑草に苦労しました。
事前に入念な下調べをしてのアタックでしたが何しろ初めてのルート開拓、辿り着くのに一苦労も二苦労もましたが
今回同行して頂いた滝友の力を借りて何とか無事に辿り着く事が出来ました。
同行して頂いた滝友には本当に感謝です。
先ずは正面から・・・水量少なめでしたが天空から降り注ぐ滝水に迫力がありました。
 ちょっとアングルを変えて・・・滝前は広くないので水量少な目が幸いでした。
滝横から・・・超広角レンズでも滝の全貌を写し撮る事が出来ませんでした。
上段の滝下部・・・
滝水が方向を変えて二段の岩場を落ち、下部のゴルジュへと吸い込まれていきます。
八反滝・・・下段のゴルジュの滝と合わせると落差100mは超えているのではと。
凹凸の無い岩盤の上を滑る様に落ちてくる滝水、落差のわりに飛沫が少なかったが滝風と僅かなミストのお陰でメッチャ涼しかったです。

青空に白い雲、太陽に深緑、岩盤の上を滑り落ちる真白き滝水・・・唸ってしまう様な絶景です。
難攻苦行の末にやっとの思いで辿り着いた滝・・・堪能するぐらいの長い時間を滝前で過ごしました。

思い返せば三年前、今は大事な滝友となった「はるちゃんさん」から詳細なルート情報を頂いて始まった八反滝へのアタック。
四度の挑戦であらゆる角度から見る事が出来ましたが最後の仕上げとして今一度訪問する事になるかも???
今回のルートは水量の多い時は難しいので何時でも行ける新たなルーをト開拓したいですね。


下段ゴルジュ入口左手(右岸)の急峻な枯れ沢を100m程上がりそこから右斜面をトラバース気味に
30m程高度を稼いで尾根に取り付き尾根からロープを使って滝側の斜面を下りて行きます。

枯れ沢から尾根まで手掛かりになる樹木が少なく岩盤の上に薄く堆積した土砂に根を張った
シダ類をステップにしてのトラバース(ロープで身体確保して)は非常に危険でした。
尾根から滝側へは60mのロープを使い20m程は緩やかな斜面、残り30mはほぼ垂直の手掛かり、足掛かりなど何もない
ツルツルの岩盤で下りるのは容易いが登り返しが大変で今回はこの登り返しでほぼ全体力を使い果たしたと言う感じです。

入念な下調べと同行者の協力のお陰で右岸側のここしかないと言う所にピンポイントで下りる事が出来ましたが
このルートは高度な技術と体力を必要とするので余りお勧め出来ません、ルート案内は参考程度に留めておいて下さい。

2016/06/06
約一年振りの再訪ですが今回は小代区秋岡から青ヶ丸へ至る登山道を進み
途中登山道から逸れて八反滝の滝頭に至るルートでのアタックです。 
滝下左岸側からの激登りルートに比べるとかなり楽ですが距離が長いうえコース案内等は皆無。
熟練者の随行が必須のコースです。(登山道には熊の糞が多数ありました)
直近に何度か訪問されている滝友に今回は案内して頂きました・・・感謝!
滝上から見下ろすのは今回が二度目・・・やはり凄い高度感です。
右岸側から見下ろしてみると、な、なんと・・・
左岸滝脇の絶壁が大崩落、なんだか凄いことになってます。
滝下から見上げる滝上部。
今回は滝上から左岸滝脇を降下する予定だったので崩落を見てビビってしまったのだが・・・
60mのロープを使い崩落個所の手前に降り立ち
巨大な落石に刺激を与えない様に乗り越えて何とか滝前正面へ。
滝下から見上げる八反滝はやっぱり凄い迫力です・・・滝前の岩が今にも落ちてきそうでとにかく居心地が悪い滝前です。

左岸滝脇の真新しい崩落のお陰で撮影ポイントが余り無いと言うかとにかく気味が悪いので
体は動かさずにカメラを回してアングルを変えてみました。


今回のルートは駐車地点から八反滝滝頭まで小休止を二度程入れて約70分を要しました。
登山道入口から約20分の上り、登山道から逸れて滝頭までの下り約10分は急峻な斜面で山道等はありません。

今回のルート情報はブログ「Syou3World」で
 
山道終点の沢。
右に小滝が架かっています。
ここで小滝の架かる枝沢を跨ぎ
廃田を横切って川方向へ進みます。
山道を進んで来るとこの竹林に突き当ります。
竹林に沿って山道をを左に進み30m程下って右へ進みます。
廃屋手前30m程の所で右の山道へと進みます。
分岐点から見ると進行方向の
林道入口はこんな感じ。
林道入口から約1.8Kの所の分岐点。
ここを左に進みます。
解かり難いので注意が必要です。
途中にある間違えそうな分岐点。
右方向へ進みます。
林道に入ると直ぐ左手に
「仏の尾登山口」の案内板が立っています。
佐坊集落内の林道分岐点。
左に進みます。
町営バス「佐坊バス停」の所
です。
所在地 小代区 佐坊
訪滝案内  Google Map 検索コード  35.422892,134.499258

国道482号、小代区東垣で右折し佐坊方面へ。
(佐坊までの道順ははマップで確認して下さい)
佐坊集落内町営バス、佐坊バス停の先で左折し林道に入って行きます。
林道に入ると直ぐ左手に「仏の尾登山口」の案内板があるので確認して下さい。
林道入口から約1.8Kの所の分岐を左方向に進み廃屋まで進みます。
林道入口から分岐点まで所々舗装されていて普通車でも問題なく走れます。
分岐点はかなり解かり難いので注意が必要です。
廃屋前に車一台分程の駐車スペースがあります。
分岐点から廃屋までの間はジグザクの道幅が無い急坂です。
分岐点の所に車一台分の駐車スペースがあります。
分岐点から廃屋まで600m位だったかな?・・・
滝へは廃屋手前30m程の所の右手に山道があるのでそこを進むとやがて竹林に行き当たり
そこを竹林に沿って左に30m程進み竹林が切れた所で右に進みます。
道幅のある明確は山道ですが倒竹が多いので歩き難いです。
山道を進むと直に沢に行き当たるのでそこから左の廃田を横切り本流に沿って進みます。
直に川の合流点があるので左の川を進みゴルジュを抜けると下段の滝です。
訪問日はゴルジュより先は残雪が多くて進めませんでしたが何も無ければ
廃屋から滝まで15分位で行けると思います。
廃屋から廃田までの山道はフラットですがぬかるんでいる所があるので長靴がお勧めです。
上段の滝へはゴルジュの手前から左岸を川と付かず離れずで立木に掴まりながら
急斜面を40分程上って行くと正面から見える所に行けますが時季によっては木々に塞がれて
まともに見る事が出来ません。
尚熊生息地ですから熊対策はお忘れなく!
2012/05/21

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